孤独に次ぐ孤独

頭の中で声にならない声が鳴り続けている。自分が何をしたいのかどうしたいのか何をすべきなのかもわからない。ただ、この声がやめばもう少しまともに生きられる気がする。この声がやまないことはわかっている。自分でも何を言っているのかわからないので指に任せて吐き出す場を作ろうと思った。何かを始めないとどうにかなりそうなのだ。

人に話しかけるのも人に合わせるのも場に溶け込むのも、かといって自分をさらけ出すのも、こんなにも苦手で辛くて苦しくて怖くて面倒くさいのに、ひとりでいるときのこの孤独感はなんだろう。もう耐えられない。つらくてつらくてさみしい。無我夢中で叫びだしたい。走り回りたい。誰か!声を!かけて!!それくらいには寂しい。

波長が合う人と出会った時の感動が、安心感が半端ない。波長が合わない人が怖い。どうしても怖い。

クラスで自分が一番心を開けていると思っていた子が、ほかの人達と全然親しげに話していた時のショック。そして、その輪に入れるわけもなく、何もできず、遠くからしばらくそれを眺め見て一人で教室を出るときのやるせなさ。

同じくらいの熱量で喋っていると思っていた子の去り際がそっけなかったとき、自分との温度差に毎回ちゃんと風邪をひく。

一人で来た食堂に知り合いが友達と入ってきて、必死で顔をそむけている今。耳元で声がして、自分の姿を見つけた知り合いが話しかけに来たのかと思い勢いよく振り返ったら、隣の人に話しかけていただけだった今。スピードシートで別に向けられてもいない白い目に怯えながらこれを書いている今。

ていうか横の奴ら二人以上で来てるならここ座るなよ。ここは飯に付き合ってくれる友達がだれもいなかった人間しか座っちゃいけないんだよ。スピードシートという名の「ぼっちでも食堂でご飯食べてもいいよ席」だろ。

こんなに悲しいのに腹が鳴るので、そろそろご飯を取りに行ってくる。